お腹の張りや消化不良の原因は小腸の動き?内臓マニピュレーション整体で腸の可動性を改善

お腹の張りや消化不良はなぜ起こるのか?

食後にお腹が張る、ガスが溜まりやすい、胃もたれが続く——このような消化不良の症状に悩んでいる方は多いでしょう。これらの症状は、単に食べ過ぎや消化の遅れが原因ではなく、小腸の動き(可動性)が低下している可能性があります。小腸は、胃から送られてきた食物を消化・吸収し、栄養を体内に取り込む重要な役割を果たします。しかし、小腸の動きが鈍くなると、食べ物の消化が遅れたり、ガスが溜まりやすくなったりして、不快な症状が引き起こされます。

消化不良や腹部膨満感の主な原因

  • 胃酸の低下:胃酸が十分に分泌されないと、食物が適切に分解されず、小腸での消化吸収がスムーズに進みません。これがガスの発生や膨満感の原因になります。
  • 腸の運動低下(モチリティの低下):小腸は蠕動運動(ぜんどううんどう)を行い、食べ物を次の消化器官へ送り出します。しかし、ストレスや自律神経の乱れによって腸の動きが鈍ると、食べ物の停滞が起こり、ガスが溜まりやすくなります。
  • 腸内環境の悪化:悪玉菌の増殖やSIBO(小腸細菌異常増殖)があると、発酵が進みすぎてガスが発生しやすくなります。
  • 姿勢の乱れ:長時間の座り姿勢や猫背によって腹部が圧迫され、小腸の動きが悪くなることもあります。

小腸の動きが悪くなると起こる不調

  • 腹部膨満感やガス溜まり:食後すぐにお腹が張り、ガスが抜けにくい状態になる。
  • 消化不良:食べたものがうまく消化されず、胃もたれや腸内発酵による不快感が続く。
  • 便秘や下痢の繰り返し:小腸の運動が低下すると、腸内の水分バランスが崩れ、便秘や下痢の症状が出ることがある。
  • 栄養吸収の低下:消化が不十分だと、ビタミンやミネラルの吸収が妨げられ、慢性的な疲労感を引き起こすことも。

小腸の動きを正常に保つことは、消化不良の改善だけでなく、全身の健康にも重要です。次の章では、小腸の可動性がどのように影響を受けるのかを詳しく解説します。

小腸の可動性とは?腸の動きが悪くなる原因

小腸の可動性(モビリティ・モチリティ)とは?

小腸の「可動性」とは、腸自体が適切に動く能力を指します。具体的には、腸の動きには2つの重要な要素があります。
モビリティ(Mobility):腸が他の内臓と適切に動くこと。小腸は腹腔内で適切な位置にあり、周囲の組織とスムーズに動く必要があります。
モチリティ(Motility):腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)。食べたものを胃から大腸へと運ぶ動きのことです。
これらの機能が低下すると、消化や排泄がスムーズに行われなくなり、さまざまな不調を引き起こします。

腸の動きを低下させる主な要因

  • ストレス:交感神経が過剰に働くことで腸の蠕動運動が抑制され、食べ物の移動が遅くなります。
  • 腸内環境の悪化:悪玉菌が増えすぎるとガスが発生しやすくなり、腸の動きを妨げます。SIBO(小腸細菌異常増殖)もその一因です。
  • 姿勢の歪み:長時間の座り姿勢や猫背は、腸を圧迫し、その可動性を低下させる要因になります。
  • 胃酸不足:胃酸が少ないと、食べ物が十分に分解されず、消化に負担がかかります。

小腸の可動性低下による症状

  • 便秘・下痢の繰り返し:腸の動きが鈍くなることで、排便リズムが乱れます。
  • ガス溜まり・腹部膨満感:腸内にガスが滞留しやすくなり、お腹が張る原因になります。
  • 胃もたれ・消化不良:食べ物が腸内でうまく運ばれないと、胃に負担がかかり、もたれを感じやすくなります。

次の章では、この小腸の可動性を改善する「内臓マニピュレーション」について解説します。

内臓マニピュレーション整体とは?腸の動きを改善する施術

内臓マニピュレーションとは?
内臓マニピュレーションとは、**オステオパシー(Osteopathy)**の一種であり、手技を用いて内臓の位置や可動性を調整する施術法です。特に小腸や大腸などの消化器系の臓器に対して行うことで、腸の可動性(モビリティ・モチリティ)を改善し、消化不良や便秘、腹部膨満感などの症状を緩和する効果が期待できます。
オステオパシーの考え方では、**内臓も筋肉や骨と同じく「動くべきもの」**とされています。しかし、ストレスや姿勢の悪化、食生活の乱れによって腸の動きが悪くなると、消化不良やガス溜まりといった不調が生じやすくなります。内臓マニピュレーションは、手技によって腸の可動性を回復し、スムーズな消化・吸収をサポートする施術です。

施術の仕組み

内臓マニピュレーションでは、手技によって腸の動きを妨げている要因を解放し、血流やリンパの流れを改善します。
腸の可動性向上
腸は筋肉でできており、適切に動くことで消化・排泄をスムーズに行います。しかし、腸が癒着していたり、周囲の筋膜が硬くなっていると、腸の動きが制限されます。施術では、やさしく手を当てながら腸を適切な位置に戻し、動きを改善します。
血流・リンパの循環改善
腸の動きが悪くなると、腸壁の血流も低下し、栄養や酸素の供給が滞りがちになります。内臓マニピュレーションでは、腸の周囲の血管やリンパの流れを促進し、炎症の軽減や老廃物の排出を助けます。
自律神経のバランス調整
腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど、自律神経と深く関係しています。ストレスが溜まると腸の動きが悪くなりやすいため、施術を通じて副交感神経を優位にし、リラックスした状態を作り出します。

内臓マニピュレーションのメリット

1. 消化機能の向上
腸の動きが改善されることで、消化不良が緩和され、胃もたれや食後の不快感が減少します。また、栄養吸収がスムーズになり、体全体のエネルギー代謝も改善します。
2. 便秘やガス溜まりの解消
腸の可動性が回復することで、腸内のガスがスムーズに排出され、お腹の張りが和らぎます。また、便秘が解消されることで、腸内環境が整いやすくなります。
3. 免疫力の向上
腸は体の免疫機能の約70%を担っているといわれています。腸の動きが活発になることで、腸内環境が整い、免疫機能も向上しやすくなります。
4. 自律神経の調整によるストレス軽減
腸の動きが良くなることで、副交感神経が優位になり、リラックスしやすくなります。これにより、不眠やストレスの軽減にもつながります。

内臓マニピュレーションは、腸の可動性を改善することで消化不良や便秘、ガス溜まりなどの不調を緩和する施術です。手技によって腸の動きを妨げる要因を取り除き、血流やリンパの流れを促進することで、消化機能の向上や免疫力の強化にもつながります。次の章では、日常生活でできる腸の可動性を高める方法について詳しく解説します。

小腸の動きを良くするセルフケア

小腸の動きを改善するためには、日常的にセルフケアを取り入れることが重要です。特に、小腸の可動性を促進するセルフマッサージストレッチ・エクササイズは、腸の動きをスムーズにし、消化不良や便秘、ガス溜まりの解消に役立ちます。

小腸の可動性を促進するセルフマッサージ

小腸の動きを良くするためには、優しくお腹をマッサージして腸の血流を促すことが効果的です。
基本の腸もみマッサージ
仰向けに寝る
リラックスした状態で、膝を軽く曲げて寝る。
おへそを中心に時計回りにさする
両手を重ねて、おへその周りを時計回りにゆっくりマッサージする(1回30秒)。
小腸エリアを押しながら深呼吸
おへそ周辺を指先で軽く押しながら、深呼吸を繰り返す(5回)。
下腹部を刺激
おへその下の部分を円を描くようにマッサージして腸の動きを活性化する。
ポイント:
・強く押しすぎない
・食後1時間以上空けてから行う
・1日2~3回行うと効果的

腸の動きを助けるストレッチやエクササイズ

腸の動きをスムーズにするために、体を適度に動かすことも大切です。特に、ヨガ呼吸法は腸の可動性を高め、自律神経のバランスも整えてくれます。
1. 仰向けでひざ抱えストレッチ
効果: 腸のマッサージ効果、ガス溜まりの解消
方法:
仰向けになり、両膝を抱え込む
お腹を圧迫するようにしながら、深呼吸を10回繰り返す

2. 猫のポーズ(キャット&カウ)
効果: 腹部の血流促進、腸のリズミカルな動きを助ける
方法:
四つん這いの姿勢で、息を吐きながら背中を丸める(猫のポーズ)
息を吸いながら背中を反らせ、お腹を伸ばす(牛のポーズ)
10回繰り返す

3. 腹式呼吸(深呼吸)
効果: 副交感神経を活性化し、腸の蠕動運動を促進
方法:
鼻から大きく息を吸い、お腹を膨らませる
口からゆっくり息を吐き、お腹をへこませる
1セット10回、リラックスしながら行う

小腸の可動性を改善するには、腸もみマッサージやストレッチ、呼吸法を取り入れることが効果的です。日々のケアを習慣化することで、消化不良や便秘、ガス溜まりの解消につながります。次の章では、生活習慣の改善について詳しく解説します。

腸の健康と自律神経の関係|ストレスケアがカギ

ストレスが腸の動きに与える影響

腸の健康には、自律神経のバランスが大きく関わっています。自律神経には、**交感神経(ストレス時に活性化)副交感神経(リラックス時に活性化)**があり、この2つがバランスよく働くことで腸の蠕動運動がスムーズになります。
しかし、ストレスや緊張が続くと交感神経が優位になり、腸の動きが低下して便秘やガス溜まり、消化不良を引き起こします。特に、ストレスが慢性化すると腸の動きが鈍くなり、SIBOや過敏性腸症候群(IBS)などの腸のトラブルにつながることもあります。

自律神経を整える習慣

自律神経のバランスを整えるためには、リラックスする時間を意識的に作ることが重要です。
深呼吸(腹式呼吸)
ゆっくり鼻から息を吸い、お腹を膨らませる
口から息を長く吐き、お腹をへこませる
1日3回、5分程度行うと効果的
マインドフルネス(瞑想)
静かな場所で目を閉じ、自分の呼吸に意識を向ける
1日5~10分間行うことで、ストレスを軽減
温活(お腹を温める)
湯たんぽや腹巻を活用し、内臓の血流を促進
寒い季節やストレスが多い時におすすめ

腸と脳の関係(腸脳相関とは?)

「腸は第二の脳」とも呼ばれ、腸と脳は「腸脳相関」によって密接に影響を与え合っています。例えば、ストレスを感じると腸の動きが悪くなり、腸内環境が乱れるとセロトニン(幸福ホルモン)の生成が低下し、気分の落ち込みや不安を引き起こします。
腸の健康を守ることは、心の健康にもつながるため、ストレスケアを意識しながら腸内環境を整えることが大切です。

こんな人におすすめ!内臓マニピュレーション整体が効果的なケース

✅ お腹が張りやすい、便秘や下痢を繰り返す人
腸の可動性が低下すると、ガスが溜まりやすくなったり、便秘や下痢を繰り返したりすることがあります。内臓マニピュレーションは、腸の動きをスムーズにし、蠕動運動を促すことで排便をサポートします。
✅ 消化不良や胃の不快感を感じる人
胃腸の動きが悪くなると、食べたものがスムーズに消化・吸収されず、胃もたれや胃の不快感につながります。内臓マニピュレーションによって胃の可動性を改善し、消化をサポートできます。
✅ ストレスや緊張で胃腸の不調を感じやすい人
ストレスが原因で胃腸が過敏になり、食後に不調を感じる人にもおすすめです。施術によって副交感神経が優位になり、腸の働きを正常化させる効果が期待できます。
✅ デスクワークが多く、姿勢の悪さが気になる人
長時間の座り姿勢は、内臓を圧迫し、腸の動きを低下させることがあります。特に、猫背や前かがみの姿勢が多い人は、内臓の可動性が制限され、消化機能が低下することも。内臓マニピュレーションで内臓の動きを回復し、消化不良や便秘の改善をサポートします。

まとめ|腸の可動性を改善し、健やかな消化機能を手に入れよう

お腹の張りや消化不良の原因の一つに、小腸の可動性の低下が関係していることがわかりました。小腸がスムーズに動かないと、ガスが溜まりやすくなったり、便秘・下痢を繰り返したり、栄養吸収がうまくいかなくなることがあります。
腸の動きを改善する方法として、内臓マニピュレーションは非常に有効です。手技によって腸の可動性を高め、消化機能をサポートすることで、お腹の不快感を軽減し、健康な腸内環境を作ることができます。
さらに、セルフケアとして腸マッサージやストレッチ、ストレスケアを取り入れることで、腸の動きをよりスムーズに保つことが可能です。
もし、慢性的なお腹の張りや消化不良に悩んでいるなら、内臓マニピュレーションを試し、腸の動きを改善して健康的な生活を目指しましょう!

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この整体コラムを書いた人

整体院整体なお院長・鍼灸あん摩マッサージ指圧師・整体師直井 昌之

経歴

  • 早稲田大学スポーツ科学部卒業
  • 日本鍼灸理療専門学校昼本科卒業
  • 卒業後、修行のため神奈川県市の鍼灸接骨院で働き、ケガの処置やマッサージについて学ぶ
  • 根本的な体の改善を目指すために、トレーニング、理学療法や整体、カイロプラクティック、機能神経学、オステオパシーを学び始める。
  • 自律神経失調症のセミナー フィリップ・ブルディーノD.O
  • 内臓マニピュレーション リタ・ベナモアD.O
  • 内蔵オステオパシー泌尿生殖器セミナー ジェローム・バティストD.O,M.D
  • オステオパシーの診療における診断と治療 カール・スティールD.O
  • マッスルエナジーテクニック国際セミナー 頸椎、胸椎、肋骨、腰椎 カイ・ミッチェルD.O
    など計700時間以上の研修会に参加

資格

  • 鍼灸あん摩マッサージ指圧師
  • 中学高校体育教員免許

所属団体

  • 日本オステオパシーメディスン協会・スティルアカデミージャパン4期生

メッセージ

オステオパシーを中心とした手技による施術をメインで行っております。
少しでも快適な生活を送れるようにサポートしていければと思います。
「院長あいさつ」にさらに詳しいプロフィールを載せていますのでぜひご覧ください。

お電話でのお問合せ・ご予約はこちらへ

TEL:070-8360-0722

受付時間:10:00~21:00(最終受付20:00)
定休日:火曜

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