妊娠中、腰やお尻、足に痛みやしびれを感じることがありませんか?これらの症状は「坐骨神経痛」と呼ばれ、多くの妊婦さんが経験する不快な状態です。妊娠中の坐骨神経痛は、日常生活に支障をきたすこともありますが、正しいケアを行うことで改善が期待できます。本記事では、妊娠中の坐骨神経痛の原因や症状、対処法を詳しく解説します。
坐骨神経痛とは?
坐骨神経痛は、坐骨神経(腰からお尻、脚にかけて伸びる体で最も大きな神経)が刺激されることで起こる痛みやしびれの総称です。痛みは片方の足に集中することが多く、腰からお尻、太もも、ふくらはぎ、足先まで広がることがあります。
妊娠中に発症する坐骨神経痛は、胎児の成長や体の変化が原因で起こることが一般的です。
妊娠中の坐骨神経痛の原因
妊娠中の坐骨神経痛は以下の要因によって引き起こされることがあります:
1.胎児の成長による圧迫 妊娠が進むにつれて、子宮が大きくなり、坐骨神経に直接的な圧迫がかかることがあります。これが神経の刺激となり、痛みやしびれを引き起こします。
2.骨盤のゆるみ 妊娠中、リラキシンというホルモンが分泌され、骨盤や関節を緩めます。この変化が神経の圧迫を引き起こし、坐骨神経痛の原因となることがあります。
3.姿勢の変化 お腹が大きくなることで、重心が前方に移動します。この姿勢の変化により、腰や骨盤周辺に負担がかかり、坐骨神経痛が悪化する場合があります。
4.筋肉の緊張 妊娠中はお尻や腰周りの筋肉が緊張しやすくなります。この筋肉の硬直が坐骨神経を圧迫し、痛みを生じさせることがあります。
妊娠中の坐骨神経痛の主な症状
妊娠中の坐骨神経痛には、以下のような症状があります:
・腰からお尻、脚にかけての鋭い痛み
・太ももやふくらはぎ、足先のしびれや感覚異常
・痛みが片方の足に集中することが多い
・立ち上がりや歩行が困難になる場合も
痛みの程度や場所は個人差があり、日常生活に支障をきたす場合もあります。
妊娠中の坐骨神経痛の対処法
妊娠中の坐骨神経痛の対処法
妊娠中は薬の使用が制限されるため、坐骨神経痛を和らげるには、自然な方法やセルフケアが重要です。
1. 適度な運動
軽いストレッチやヨガを行うことで、筋肉の緊張を和らげ、神経への圧迫を軽減できます。以下のストレッチがおすすめです:
・ハムストリングスのストレッチ
椅子に座り、片足を前に伸ばし、つま先を立てます。背中をまっすぐ保ちながら前屈し、太ももの裏側を伸ばします。
・お尻のストレッチ
仰向けに寝て、片足を反対側の膝にかけ、そのまま膝を胸に引き寄せます。お尻の筋肉を伸ばすことができます。
2. 姿勢を改善する
妊娠中はお腹が重くなるため、反り腰になりやすく、坐骨神経への負担が増します。座るときは背もたれのある椅子を使い、骨盤を立てて座るように心がけましょう。
3. 温熱療法
お尻や腰周りを温めることで、血流を促進し、痛みを軽減できます。温めすぎには注意し、心地よい程度の温かさを維持してください。
4. 骨盤ベルトの使用
骨盤をサポートするために、妊婦用の骨盤ベルトを使用するのも効果的です。骨盤を安定させ、坐骨神経への圧迫を軽減します。
5. 休息を取る
痛みが強い場合は、無理をせず体を休めましょう。横向きに寝る際は、膝の間にクッションを挟むと骨盤の負担が軽減されます。
6. 専門家のケアを受ける
整体やオステオパシーなどの専門的な施術を受けることで、筋肉の緊張を解放し、神経への圧迫を軽減できます。妊娠中でも安全な施術を行う整体師に相談することをおすすめします。
妊娠中の坐骨神経痛を予防するには?
坐骨神経痛の発症や悪化を防ぐためには、日頃の生活習慣を見直すことが重要です。
・体重管理をする
妊娠中の過度な体重増加は坐骨神経に負担をかけます。適切な食事と運動で体重を管理しましょう。
・長時間の同じ姿勢を避ける
長時間座ったり立ったりするのは避け、定期的に体を動かすように心がけましょう。
・サポートのある靴を履く
クッション性のある靴を選ぶことで、骨盤や腰への負担を軽減できます。
妊娠中の坐骨神経痛まとめ
妊娠中の坐骨神経痛は多くの女性が経験するものですが、正しいケアを行うことで痛みを軽減し、快適な妊娠生活を送ることが可能です。適度な運動やストレッチ、姿勢の改善などのセルフケアを取り入れつつ、必要に応じて専門家のサポートを受けることをおすすめします
整体なおは用賀駅徒歩1分の整体院です。
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この整体コラムを書いた人
整体院整体なお院長・鍼灸あん摩マッサージ指圧師・整体師直井 昌之

経歴
早稲田大学スポーツ科学部卒業
日本鍼灸理療専門学校昼本科卒業
卒業後、修行のため神奈川県市の鍼灸接骨院で働き、ケガの処置やマッサージについて学ぶ
根本的な体の改善を目指すために、トレーニング、理学療法や整体、カイロプラクティック、機能神経学、オステオパシーを学び始める。
自律神経失調症のセミナー フィリップ・ブルディーノD.O
内臓マニピュレーション リタ・ベナモアD.O
内蔵オステオパシー泌尿生殖器セミナー ジェローム・バティストD.O,M.D
オステオパシーの診療における診断と治療 カール・スティールD.O
マッスルエナジーテクニック国際セミナー 頸椎、胸椎、肋骨、腰椎 カイ・ミッチェルD.O
など計700時間以上の研修会に参加
資格
- 鍼灸あん摩マッサージ指圧師
- 中学高校体育教員免許
所属団体
- 日本オステオパシーメディスン協会・スティルアカデミージャパン4期生
メッセージ
オステオパシーを中心とした手技による施術をメインで行っております。
少しでも快適な生活を送れるようにサポートしていければと思います。
「院長あいさつ」にさらに詳しいプロフィールを載せていますのでぜひご覧ください。
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