現代社会では、パソコンやスマートフォンの使用時間が増え、目の疲れや眼精疲労を訴える人が増えています。長時間の画面作業やブルーライトの影響により、目の疲れだけでなく、肩こりや頭痛、集中力の低下などの症状も現れることがあります。整体によるアプローチは、こうした眼精疲労の改善に効果的です。
【原因を知る】眼精疲労の主な原因とは?
- 眼精疲労は、以下のような要因によって引き起こされます。
- 長時間の画面作業:パソコンやスマホを長時間見続けることで、目の筋肉が緊張し、疲れが蓄積します。
- 姿勢の悪さ:前かがみの姿勢や猫背が続くと、首や肩の血流が悪化し、目にも影響を与えます。
- 自律神経の乱れ:ストレスや疲労が重なると、交感神経が優位になり、目のピント調整がうまく働かなくなります。
- 血行不良:眼周囲の血流が悪くなると、酸素や栄養が届きにくくなり、疲れが抜けにくくなります。
【整体でスッキリ】眼精疲労に対する整体の効果
1. 首・肩の調整で血流改善
眼精疲労と密接な関係があるのが、首や肩の筋肉の緊張です。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用により、肩や首周りの筋肉が硬くなり、血流が滞ることで目の疲れが取れにくくなります。整体では、頸椎(首の骨)の可動域を広げ、肩周りの筋肉の緊張を緩和し、血流を促進することで、目への負担を軽減します。
整体によるアプローチの具体例:
頚椎(首の骨)の歪みを調整し、神経伝達をスムーズにする
肩甲骨周りの筋肉をほぐし、肩や首の血流を改善
胸郭(肋骨周辺)の可動性を高め、呼吸の質を向上させることで目の疲労回復をサポート
2. 頭蓋骨の調整で目の疲れをリリース
頭蓋骨のわずかな歪みが眼精疲労の原因になることがあります。特に、前頭骨や側頭骨が歪むと、眼精疲労を悪化させる可能性があります。整体では、頭蓋骨の微細な調整を行うことで、頭部の緊張を解き、目の疲れを和らげることができます。
整体によるアプローチの具体例:
前頭骨の調整を行い、目の奥の圧迫感を軽減
側頭骨の調整により、側頭部の筋膜を緩めることで目の周りの血流を改善
頭蓋のリンパの流れを促進し、老廃物の排出をサポート
3. 自律神経を整え目の負担を軽減
目のピント調節には、自律神経が深く関係しています。ストレスや疲労が蓄積すると交感神経が優位になり、目の筋肉が常に緊張した状態になってしまいます。整体では、背骨や頭部の施術を通じて自律神経のバランスを整え、リラックスしやすい状態へと導きます。
整体によるアプローチの具体例:
胸椎(背中の骨)の調整を行い、呼吸を深くし自律神経を整える
頭部のツボを刺激し、副交感神経を優位にしてリラックスを促進
骨盤の歪みを整え、身体全体のバランスを改善することでストレス軽減
4. 内臓調整で全身の疲れを回復
眼精疲労が続くと、消化器官の機能にも影響を及ぼすことがあります。特に肝臓は目の疲れと関係が深く、整体で内臓の調整を行うことで、眼精疲労の回復をサポートします。
整体によるアプローチの具体例:
肝臓の位置調整を行い、血液の循環を改善
胃腸の調整を行い、消化吸収を促進し疲労回復をサポート
横隔膜の動きをスムーズにし、呼吸の質を向上させることで全身のエネルギー循環を改
【整体の施術を受ける頻度とタイミング】
- 眼精疲労の改善のために整体を受ける場合、どのくらいの頻度で通うべきなのでしょうか?
- 軽度の眼精疲労の場合:1~2週間に1回のペースで施術を受けると、症状の軽減が期待できます。
- 慢性的な眼精疲労の場合:週1回の施術を継続し、生活習慣の見直しと合わせることで、根本的な改善を図ります。
- 仕事で目を酷使する人:定期的なメンテナンスとして、月1~2回の施術がおすすめです。
【今すぐできる】眼精疲労におすすめのセルフケア
1. こまめに休憩を取る
長時間画面を見続けると、目の筋肉が疲れ、ピント調節機能が低下します。以下の習慣を取り入れましょう。
1時間に1回は数分間、目を休める
画面を見続けた後は、遠くの景色を眺める
目を閉じて深呼吸をすることでリラックス効果を得る
2. 姿勢を意識する
悪い姿勢が続くと、首や肩に負担がかかり、血行が悪くなります。それが目の疲れの原因にもなります。
猫背にならないよう、背筋を伸ばす
デスクと椅子の高さを適切に調整する
画面の高さを目の高さと同じか、やや下に設定する
3. 目のストレッチを行う
目の周囲の筋肉をほぐすことで、血流が改善され、眼精疲労が軽減されます。
目をギュッと閉じた後、大きく開く
遠くと近くを交互に見る
まばたきを意識的に増やす(1分間に20回程度)
4. ホットアイマスクや蒸しタオルで目を温める
目の周囲の血流を良くし、リラックス効果を高めるために、目を温めることが効果的です。
ホットアイマスクや蒸しタオルを5~10分間当てる
就寝前に温めると、目の疲れを翌日まで持ち越しにくくなる
デスクワークの合間にも取り入れてリフレッシュする
5. 食事の見直し
目の健康を保つためには、栄養バランスの取れた食事が重要です。特に以下の栄養素を意識しましょう。
ビタミンA(にんじん、ほうれん草、レバー)
ルテイン(ケール、ブロッコリー、卵黄)
オメガ3脂肪酸(青魚、ナッツ類)
アントシアニン(ブルーベリー、ぶどう)
6. 十分な睡眠をとる
目の疲れを回復させるためには、質の高い睡眠が不可欠です。
6~8時間の睡眠を確保する
寝る前のスマホやPCの使用を控える
就寝前に軽いストレッチや深呼吸を取り入れる
整体なおは用賀駅徒歩1分の整体院です。
鍼やオステオパシーでの肩こり腰痛の改善、こども整体での発達障害対応、自律神経調整による頭痛・不眠の改善などご相談を受けております。
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この整体コラムを書いた人
整体院整体なお院長・鍼灸あん摩マッサージ指圧師・整体師直井 昌之

経歴
早稲田大学スポーツ科学部卒業
日本鍼灸理療専門学校昼本科卒業
卒業後、修行のため神奈川県市の鍼灸接骨院で働き、ケガの処置やマッサージについて学ぶ
根本的な体の改善を目指すために、トレーニング、理学療法や整体、カイロプラクティック、機能神経学、オステオパシーを学び始める。
自律神経失調症のセミナー フィリップ・ブルディーノD.O
内臓マニピュレーション リタ・ベナモアD.O
内蔵オステオパシー泌尿生殖器セミナー ジェローム・バティストD.O,M.D
オステオパシーの診療における診断と治療 カール・スティールD.O
マッスルエナジーテクニック国際セミナー 頸椎、胸椎、肋骨、腰椎 カイ・ミッチェルD.O
など計700時間以上の研修会に参加
資格
- 鍼灸あん摩マッサージ指圧師
- 中学高校体育教員免許
所属団体
- 日本オステオパシーメディスン協会・スティルアカデミージャパン4期生
メッセージ
オステオパシーを中心とした手技による施術をメインで行っております。
少しでも快適な生活を送れるようにサポートしていければと思います。
「院長あいさつ」にさらに詳しいプロフィールを載せていますのでぜひご覧ください。
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TEL:070-8360-0722
受付時間:10:00~21:00(最終受付20:00)
定休日:火曜
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